江田智行 デンタルクリニック > 院長ブログ > 傘の思い出

2011年09月21日 11:07 PM
みなさん、凄い台風でしたね。 今日は病院の窓も自動ドアも大粒の雨が滴ってはガタガタと揺れて恐怖を覚えました。
院長室から見えるビニールハウスが大変なことになっていました!
昼休みに台風中継を見ていましたが、必ずと言っていいほど道を歩いている方の傘が骨ごとひっくり返ってコウモリのようになっている風景を目にします。 僕たちのおじいちゃんたち世代の方は傘をコウモリと言いますもんね。
確かに雨の日に歩いていても、傘の骨の部分が1本だけ飛び出てしまって、「目に刺さったら危ないなー」という状況が良くあります。 ニットが解れてしまったこともありました。 まあ過去の事です。
そして突然思い出したのですが、僕が勤務医の頃の話です。
ある日のこと。 台風とまではいきませんでしたが、バケツをひっくり返したような雨と、目が開けられないほどの強い風。 んでもって、帰りが遅くなってしまったため、辺りは真っ暗。 スタッフを送っていくことにしたのですが、スタッフは傘を持っておらず、いわゆる相合傘で車まで小走りすることに。
この天気ですから、大体が傘自体意味を成していないようなものだったのですが、「無いよりはマシ」ということで、暗闇をダッシュ! しかも運悪くビルの出口から車までが遠い!
傘はさしてはいるものの、雨風が容赦なく顔に吹き付けてくるので自然と顔は下を向いてしまいます。 暫く小走りダッシュをしていると何かがおかしい・・・ 右手が軽い・・・
少し顔をあげると、傘がないではありませんか! どこが無くなっちゃったと思いますか? 本当に傘が無くなっちゃったんです。 持ち手だけを残して。 つまり、持ち手の『U』の字をした部分と骨の軸にあたるつなぎ目がポッキリ折れてしまって、残されたのは『U』の形の取っ手だけ。
2人で気づかず下を向き、僕はただひたすら『U』を持って車に向かっていたのです。
雨の中笑い転げて、夜の屋上には2人の笑い声が響いていました。
ちなみに、上の部分が何処に行ってしまったのかは謎です。
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