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2012年06月05日 8:31 PM
先週のアンビリーバボーという番組で、トイレに9日間閉じ込められ無事に救出されたという話をやっていました。
密室に9日間・・・
トイレの前にコタツが入った段ボールを立てかけており、トイレに入った時に何かの拍子でそれがバタンと倒れてしまったのだそうです。
トイレ前の廊下の幅は90cm、コタツの段ボールも90cm・・・ トイレに窓はなく、マンションの上のほうの階で、助けを呼んでも応答がないまま9日間を過ごしたそうです。 11月ということで朝晩は寒く、トイレットペーパーを足首に巻いたり、盛り塩で歯肉を磨いたり。 唯一温かな便座に抱きついていたそうです。
この方はお母様が入院をされていて、毎日見舞いに来ていた娘がある日突然見舞いに来なくなったと看護師さんに連絡を取ってくれるよう頼んだそうです。 何か事件に巻き込まれたのかもしれないと。
そして、看護師さんが自宅に電話をし続けても連絡が取れないことから警察が介入し、無事に助けられたということです。
凄い・・・ 自分がこんな状況でもお母様の身を案じていたそうです。 それ以来、ウエストポーチに携帯と懐中電灯を入れて肌身離さず持ち歩いているのだとか。
「私もお母さんの事閉じ込めちゃったんだよ。」
隣で何か言っている。
「私も小さい頃お母さんをトイレに閉じ込めたらしいよ。あはは。」
うちの奥さんが2歳だったころのお話です。
当時住んでいた家には、トイレに外鍵がついていました。 これは小さい子供がトイレに入って遊ばないようにとわざと表につけたもので、いつも鍵がかかっていました。
そしてお母さんがトイレに入り、お母さんの後をついて行った少女C。 お母さんの姿が見えなくなり不安になったのか腹が立ったのか。 ドアをガチャガチャしました。 そして手を掛けてはいけないところに手を・・・
ガチャン。
お母さん、閉め出し。
子供が遊ばないようにとつけた外鍵なのに我が子は手をかけてしまった。
さて、お母さんもパニックです。「開けなさい開けなさい」と必死。 しかし少女Cは自分が何をしたのかも理解できないお年頃。 怒られるわお母さんが出てこないわでCもパニック。 トイレの前でギャンギャン泣いていました。
お母さんが助け出された要因の一つが、窓がついていたこと。 しかし外に格子があるので、窓からは脱出不可能。 おかあさんは必死で叫びました。
「平田さ~ん!平田さ~ん!」
平田さんとは隣のタバコ屋さんのおばあさんで、少女Cが顔を出すとお菓子をくれる優しいおばあさんです。 そして要因2が町のタバコ屋さん特有の小さな家(宝くじ売り場の小屋みたいな)にいつもいること。
要因3はお母さんの声が大きかったこと? そして勝手口が開いていたこと。
お母さんは平田さんによって助け出され事なきを得たのです。 その後外鍵がどうなったのかは覚えていないそうです。
安全と思っている家の中って、意外な落とし穴というか罠が潜んでいることもあるんですね。
みなさんも今一度家の中をチェックしてみてはいかがでしょうか?
それとそれと、患者さんが昨年から飼っているミドリフグのプクちゃん。 昨日でめでたく1歳になったそうです。 1日遅れだけどおめでとう、プクちゃん!
自由が丘 虫歯 江田智行デンタルクリニック